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劇場版THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!1周年なんで考察 〜美希はふたりを見ていた〜

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 劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』の上映が丁度1年前。早いもんです。劇場・円盤でもう何回も観ました。SSAライブと重なったりとかなりこの作品には思い出が染み付いてます。ホント好きです。

そんで、もう1年も前につぶやいたことなんですけど… 

これについてちょっとまとめてみたいと思います。あくまでぼく個人の考察なのでこれが正しいわけではありません。(結構ネタバレ含みます)

 

美希の物語はストーリー中盤から

物語折り返し部分でもあるプロデューサーがアイドル達にハリウッドへ海外研修に行くことを伝えた後、大部屋に戻りアイドル達がプロデューサー達の海外研修について話すシーン。

各々が今の気持ちを言葉にするなか美希は、

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自分の髪を少し触り、少し強がったセリフを口にします。

「でもハリウッドだよ?ハニーに彼女ができるんじゃないかって心配なの」

これは本心でもあると思います。言ってしまえばプロデューサーがハリウッドに行くことには美希にとってはそこまで悲しいことではないから(映画冒頭、美希はハリウッドへドラマ撮影が決まってる)。しかしプロデューサーが日本からいなくなったら自分以外のアイドルたちはどうなってしまうのだろう、と考えたのでしょう。「美希のハニー」ではなく「765プロのプロデューサー」として今までとは一歩引いたかたちで現状を見た美希は言葉を変えて「美希だってプロデューサーがハリウッドに行っちゃうのはヤなの」という意思を表したのではないかな、と思います。

 

美希はふたりを見ていた

そしてここで春香の回想シーンに入ります。リーダーでもある春香とふたりきりで話をするシーン。話の途中で亜美真美美希がプロデューサーを探しにきます。

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 この時、セリフがあるのは亜美真美のみ。美希はただ立っているだけです。今までの美希であればここでプロデューサーに駆け寄り、

「春香!ハニーを独り占めするなんてズルいの!」

なんて言っていたかもしれません。しかし美希は何も言葉を発さずに二人のことを見ていました。美希は、春香がリーダーに指名されたこと、そしてハリウッド行きという重要な話をした後にふたりきりになってまで話をする春香に対して嫉妬心を抱いていたのでしょう。これは憶測ですが、亜美真美が律子が呼んでいる旨だけを伝えると立ち去るのですが美希だけ少しだけ立ち止まりチラッと二人の様子を見た際に、

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ぽんと手を頭におくところを目撃してしまったのでは、と思います。些細なスキンシップではあるけど、美希にとってはショックだったでしょう。大好きなプロデューサーが自分とは別の女の子とふたりきりで話をするだけでも恋心が痛むのに、頭をなでられる行為はどんな理由であれ美希を傷つけたと思います。そしてすぐさま亜美真美の後を追う。

 

妄想ではありますがこのシーンの裏で

律子「亜美ー、真美ー。プロデューサー見なかった?全く、どこにいったのかしら…」

亜美「そういえばはるるんの姿も見えませんなー」

真美「もしや二人きりで…」

美希「!!! そんなの許さないの!美希もハニーを探しにいくの!」

なんてやりとりがあったのかもしれませんね。

春香とプロデューサーが二人きりで話をしていれば、亜美真美美希であれば茶化したり飛びついたりするのが普通だったけどこの時ばかりは空気を読んだんでしょう。リーダーとプロデューサーが大切な話をしている、と。ここでキャラクターをぶつけてこなかったのは彼女たちも成長している証なのではないかと思います。

 

話は戻って、一番初めに書いた美希が髪を触りながら強がったことを言うシーンは、春香がプロデューサーに頭をなでられるところを目撃したことの現れではないでしょうか。他のアイドルは「プロデューサーがいなくなっちゃったらどうなるんだろう」という気持ちのなか美希はそれにプラス「春香とプロデューサー」のことが気がかりだったのではと思います。美希はアイドルの気持ちと女の子の気持ちを全面に出すタイプです。ここで美希らしく女の子の気持ちを見せつつアイドルとしての気持ちをみんなに伝えたのは765プロのみんなを思ってのとこだったのかなと考えます。

 

 美希の本心

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話は進み、春香が可奈ちゃんのことで悩んでいるときレッスン後のトイレで美希とばったり会うシーン。春香は美希に今自分が悩んでることを相談します。美希は

「美希は春香じゃないから分からないかな しっかりしてねリーダー」

と軽く突っぱねてしまい春香をコケさせます。けど、ここで美希の口から「悔しい」という言葉が出て、美希は髪を撫でながら本心を春香に伝えます。

 

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「ハリウッド行きを褒められるよりもリーダーに選ばれたかった」

「けど春香のほうがリーダーっぽいと思う」

美希の髪を撫でる行為は春香への嫉妬心の現れに感じます。春香がリーダーに選ばれたということが美希よりも春香の方がプロデューサーに信頼されていると、美希自身は感じているのでしょう。「悔しい」のも「春香がリーダーに選ばれた」だけじゃなく、現在春香は後輩ちゃん達のために沢山悩んでいる「リーダーっぽさ」を持っているからではないかなとも。後に美希が言う「春香は美希のライバル」というセリフもこういう気持ちがあるからだと思います。

 

765プロのリーダー

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アリーナに移動しステージ上で春香のメッセージを聞くシーン。春香から名前を呼ばれなんとも言えないこしょばゆい顔をする美希。この時の美希の気持ちは…正直わかりません。けど、ぼくだったら「やっぱり春香には敵わないな」と思っているでしょう。「春香のほうがリーダーっぽいと思う」が「やっぱり春香がリーダーだ」という気持ちに変わった感じでしょうか。この表情がこの「劇場版アイドルマスター輝きの向こう側へ!」の美希の物語のクライマックスに感じます。吹っ切れたというか、納得したというか、そんな不思議なワンシーンでした。

 

物語は春香中心に進んでいくが…

天海春香の物語」そんな感じにストーリーは進んでいきますが少し視点を変え「星井美希の物語」として本編を見ると新しいところが沢山見えてきます。悩んでいるのは春香や可奈ちゃんだけではなく、美希や志保、伊織だって、もうみんながライブのために仲間のためにたくさん悩んでいます。今回は「星井美希の物語」を書いてみましたが、きっと他のアイドルのストーリーが存在すると思います。表情ひとつで汲み取れるものもあります。そういう、凄く細かいところまで観て楽しめる作品なのではないかな、と思ったりします。そして彼女達の物語はアリーナライブで終わるわけではありません。アリーナライブでアイドル終わったら世の中の売れっ子アイドルみんな終わってるわ!

 

最後に劇場版主題歌でもあるM@STERPIECEのyuraさんの言葉をお借りしましょう

 

『Never end IDOLM@STER!! Piece!!(アイマスは終わらないよ!ピース!)』